札幌は 人口180万人はいるとされる都会なんだなと 今日改めて 自分が井の中の蛙で 限られた小さな価値観の中に生存している人間だったのだなぁと 思った。
中央区役所に用事があり、車を走らせた。
南6とか7のあたりを東にずんずんと向かってゆくと 色々な光景が ワンブロック ワンブロック単位で 目に入ってきた。
なになにビル と 建てた当時には期待に溢れていたのかもしれない建物も・・・ 外壁のタイルが剥がれ落ち、テナントビルとしてはもはや機能していなさそうな物件のある街角からは生気も失われてるように 残念な一角と 車の窓からみえる景色はそのように映ってしまった。
しかし、突如としてエネルギーの感じる区画に出た。
そこは ラーメン屋さんなどが多くある一角だった。 そしてアジア食品を扱っているお店もあった。
とてもとても気になって区役所で用事を終えてから、大通を使わなくそこの道路へ戻った。
1番気になったお店に入りたかったけれど、駐車場は満員かつ、次に停めるための車が何台もあちこちに待機していて戦々恐々とした中を打ち勝つ自信はなく、違うお店を選んだ。
そこのお店のラーメンもとても美味しかった。
そして お店の機能がきちんと働き、とても清潔だった。清潔な空気のある美味しいラーメン屋さんだった。
いいもんだなぁと、満足してお店を出て近くにあるアジア食材のお店も覗いてみた。
そこには 中国系の女の子で とても感じのよい店員さんが色々説明してくれた。そして店内もとても清潔で整頓されていた。
いいもんだなぁと、花山椒と月餅を買って再び満足してお店を出た。
正直、そこの界隈で近所感覚で歩いていた人たちの何人かは、ちょいと怖かった。
髪の毛の黄色い、ハイテンションなお行儀の悪そうな男の子や、男の人の体つきなのに女物のコットンキャミソールを着て歩いている人がいたりした。
札幌という街は 都会なんだなぁと 私は その街角に身を置きながら強く感じた。
色々な人たちがいて、街 街角を作っていく。
皆 それぞれの 持ち味で生きてゆく。
それぞれの ご要望に応えるために店がある。
店たちは みなそこで 商いをはってゆく。
私は 店を機能させるように一生懸命働いていた人たちのいる店を後にして、自分を恥じた。
スクールに戻ったら床を磨こうと決心する。