丸投げの丸投げ上前の上前

上前の上前を撥ねるのに 丸投げの丸投げでは道がなく。

ので・・・ その2つの中でさ迷っていた人も、丸投げするところがもはやない。と観念した時点でやっとそこで初めて、エクセルなどを開き、工程表などを作ったり・・・テキストマテリアルなどをこさえたり。 ああして こうしてとやりだす。

なるほど!なるほど。・・・と相槌をうちながら結果として大体のことを人にやらせる事の得意な、大手広告代理店あたりにいる学歴の高そーなお兄ちゃんが、下請けに仕事を丸投げ出来るのだ。丸投げできる立場にいることをエリート、一流企業にお勤め。と人々は呼ぶのだからして 時々不可思議な思いにかられる。かられるがそこを深く考えるよりも仕事を回して貰えるありがたさの方が勝ってしまい。「貴方様のなさる役割は何なのですか?」とも聞けず終いで「おつかれさまでした!またよろしくお願い致します!」と終わってしまう。

それならそうと、下請けの立場で文句垂れてるよりも、そんなことを胸に抱えて時を過ごすよりも、その 丸投げ出来ない立場を活かし積極的に技術を磨いて過ごす人々のなんと素晴らしいことか。・・・と思い直してみようとする。

私も彼らの爪の垢でも煎じてのむくらいの 気構えで いたいと思うのだけれど。

ついつい油断すると、お願いねぇ・・・ よろしくう・・・ と 本来の上前の上前を狙いたがる癖が・・・楽したい欲求が。丸投げしようとしてする場所のないことに気づく。

と、あるイベントの手伝いに行っていた時に。某広告代理店の東京からイベントの為に来ているスマートな男性社員さんとタクシーが一緒になった。

その人はアタマの良い人なのだろう 間合いを読みながら自嘲気味に私にこんなことを言った。

「僕たちは、結局人の褌で相撲をとっているようなものです。いえ 相撲すらもとっていないのかもしれません。人の持ち物で仕事をさせてもらっているようなものですから」

と。

「いえいえ、その立場にいれるくらいの一流企業にお勤めになれたのですから それは特権だと思いますよ」と まったくのフォローになっていない応答をしてしまった二人だけの車内で しまった!・・・と思った時に タクシーが到着。冷や汗をかきながら「ありがとうございました!」と挨拶すると そのハンサムでスマートなエリートさんはとても良い笑顔で「また何かありましたらよろしくお願いします」と育ちの良い人なのだろう、僻みっぽく嫌味なおばさんの一言など全く気にしていない様子だった。

自分の腕一本、その技術に磨きをかけて仕事をする人たちはいいなぁ 好きだなぁ 憧れる・・・と 言いながらも、

私がもし20代で結婚したい年頃だったら。

もしも 土を耕し無農薬野菜づくりに励む志高い青年と、その野菜を買い付けにくる大手商社マン(商社マンが野菜買うのかどうか不明)というよーな立場の人と同時に(空想)プロポーズをされたとしたのなら。 私は買い付けに来る商社マンと結婚したいと願ってしまうのではないか?

結果としてどの選択をするのかは いまとなっては未知ではあるが。

私が20代に戻ってしまったら きっと そーゆー選択肢の中で あれこれと悩むであろう。

そう 私は上前の上前を撥ねたい と 安定した一流企業にお勤めの人と結婚したらいいとこどりが出来るのではないか?・・・と根拠のない言い伝えをぼんやりと願うタイプの、そーんな若い女の子であった・・・と そんなことを一言で表現して、あの自嘲気味に言った彼に 自嘲気味なことを言いたかったなと思う。