昨夜 長年の友人と3人で食事をした。
一年以上ぶりねぇ 3人で会うの。 と いちばん 先輩のK子さんがしっとりと言う。
久しぶりに会ったとしても 全く違和感がないのは きっと 65歳のK子さんも 63歳のT子さんも そして 貫禄があり存在感のある、この二人の前には若輩者である わたくしでも 現在進行形の自分の時間を過ごせている幸せなのかな・・・とお互いの無事に。と、乾杯をした。
そこでの お料理の MENU に書かれた 文字。
白魚
ボタンエビ/ コンブ
山のエキス/ ホタテ/ ちぢみホウレン草
海水ウニ/ カブ
白トリュフ
南水
白老牛ランプ/ 南瓜/キタアカリ
栗 / キャラメル
二人の選ぶRestaurantゆえに わたくしは 背伸びしてでも はい! 参ります! と
電話で 返事。
「あっちゃ〜ん いま TAKAOさんに予約とったらねぇ・・・トリュフが入荷したら コース(こちらのコースは 強気のコースひとつのみ。と、選択が残されてないというのに) が2000円アップになりますご了承ください。とのことだけど・・・ いい?」 と K子さんが あちらで 一応 たずねてくれる。
私は、とっさに こう言ってしまう。
「いや トリュフ 入荷しなくていいですから」と即答。
・・・あちらで K子さんが 高らかな笑い声をたてる。
笑いながら 「それでね、TAKAOさんが 何かアレルギーはありませんか?って」
…わたしは 半ば本気を込めて 「トリュフです って言っておいてください」
あちらで またエレガントな笑い声が。 冗談ではなかったりするのだけどなぁ・・・トホホ・・・ しかし 滅多に外食しなくなったので トリュフはいらないけれど(しつこくまだ言っている) 明日がとても楽しみ。
当日 60代の美しい二人を目の前に 私はごきげんで トリュフのことは忘れて
会話が弾む。
出会ってから 15年は経つのねぇ と しみじみと 言われて 時の速さに おどろきながらも 夫々が 夫々の 15年を、その時に 振り返っていた 一瞬のマがあって。
いい友って いいものだなぁ と 私は その マのなかで 感謝を捧げる。
前のブログで 随分すかしているわねこの人という印象を持たれてしまう恐れもありながらも 言い切ってしまったように。
衣服も しっかりと基本をおさえた上で 自分の好きなもの 惹かれるもの おだやかになれるもの 着ていて嬉しくなるもの そういったものを求めたい。と 願うことは罪ではないと思い。
食べるものも 何を食すか 贅沢なものでなくとも 旬の 活きの良い 美味なるものを
楽しく 美しく いただけたら それは 幸せなことだと 最近 強く思えるようになった。 最後に残るのは食欲なのだから その 欲を大切に 愛しみたいと。
住むところも、何も 豪華絢爛 どっかーーん と ご立派は無理でも。機能をふまえた図面に 心地よさや 楽しさ 遊び心を持たせる 夢があったって 良いのではないかなぁ・・・と 色々なことを考えたり。
そうして 友も 自身が 自身の好きな人達に 選ばれてもらえたら それは ものすごく光栄で 幸せで ありがたい。そして
もしも 許されるのなら 私も 好きな人を 選ぶことを しても良いと・・・衣食住 を みつめるように 同じ思いで と言ったら 語弊はあるのかも・・・しれないが それくらいの大切さで 人と 繋がりをもててゆけたら それは とても 幸せなことだと思う。