今朝、お決まりの出勤前の15分間、トレッドミルで歩きながらテレビの画面をつけた。
この時間と夜のNHKくらいしかテレビをつけて情報を収集することはないのだから、極めて重要なNEWSを見聞きしなければと思いながらも。
シニアの婚活 という文字のところでチャンネルをコントロールする手が止まった。
シニアの婚活 女性の参加年齢は40歳から65歳まで。 なぬうう?? と 言うと いうと! 49歳は おもいっきりシニアのど真ん中。中堅どころということなの? と言うわけで目が釘付け。
シニアの婚活・・・って 皆さん 勇気あるなぁ。どんな身元の人が来るかわからないところで 自分を賭けるだなんて怖すぎるよーな気がしますけど・・・でも それでも 人生のパートナーを求める気持ちに 20歳も 65歳も 変わりはないのは 分かる 分かるし。それに、女の人がモテるのに、年齢は関係ないということは 私は よく知っている。
と、いうのはですね。
仲良くしてださっている年上の女友達二人と食事に行った時。私は早く到着したところに、おじさま4人位が席でガヤガヤとやっていた。
年の相は、65歳近くかな。現役を退きながらも ずっと務め上げた会社が用意してくれた会社で、管理職に就いているような感じのおじさまたち。そんな雰囲気だった。私が入っていった時にはですよ よそ行きの雰囲気もみせず 結構、そのまんまっていう感じの会話をしていたというのに。
しばらくして「あっちゃーん、お待たせ♥してごめんなさいね」と それはそれは 素敵なオーラを運んで入ってきた マダムRが登場した時に。おじさま達の ドヒャドヒャした会話がとまった。 とまったのよ。本当に。マダムRは 年の頃はその当時は64歳位だったと記憶している。
エレガントな御髪は、お出かけの時は いつも美容室でシャンプーし、ナチュラルなウェーブカールが 素敵なロングヘア。着ているものはスポーティだけどエレガントな白っぽいコーディネートだった。そしてまとう 雰囲気が これは 一朝一夕では真似のできない マダムRならではの 毎日の積み重ねの フレグランスなのだ。
おじさま達は、一瞬だまり、いづまいを正したのだろうね。背中で感じたね あたしは。それも皆が皆一斉によ。(笑)
で、話の内容が 私だけいた時と随分違う方向に なったよーな感じを受けましたね。 よそゆきの会話ってやつにみごと方向転換。
なんだ?おい?と 思いながらも まぁ マダムRなら そうなるわなぁ・・・と ニヤニヤ私が下むいて笑っているところに もう一人 これまた 美しいTさんが現れる。Tさんだって その時は 年頃は60歳はいっていたはず。 おじさま方、また 黙りましたね。
と、言うよーな お手本をみせていただいたので。 女は若いほうがモテるという幻想、そして 驕った考えは わたしの中には ございません。はい・・・・・ それゆえに シニアの婚活の皆様のゆくえはどうなるのだろうか・・・と 気になるところ。
最初は 確かに65歳の妻に先立たれて3ヶ月というような おじさんも 45歳の明るい人に気がいっていたようだけれど競争率の高さや、年齢差から、最終的には彼を一途に追った、64歳の人ということになったようで。
番組スタッフの色々な指南もあったのかもしれないけれど・・・その辺りで落ち着くことは出来るんだな・・・と思ったら
マダムRのようには無理でも。ちょっとくらい春めいた気持ちで、イチゴ狩りを、どんな人とも楽しめるような60代になりたいものだ。というくらいの気持ちを意識したいものだと。この約10年の間で、ちょっと人との接触は面倒・・・というような境地に成り果てている 今日このごろの私。このまま放っておくと 間違いなく
どんどん 可愛げのない 女に成り果て。眉間にしわをよせながら、人をみればまず疑ってかかるというような人相が益々顕になってゆき。 この調子でいってしまうと 誰もいちご狩りに誘ってはくれないはず。いや 別にいちご狩りはいいとしても。高峰秀子さんレベルの人なら孤高さも様になるが。1市井の人でしかない私は、ちょっとは男にも女にもかまってもらえるシニアになりたいではないか。 いま シニアの中堅どころであるという事実を教えてくれた その番組から 今後のこと、もし トンプソンと死に別れでもしたら 婚活できるくらいの自分は保っていようよ・・・ということなど など。