夏の女の子

夏の女の子たちは 皆 それぞれに魅力的だけれど。

個人的には余分なものが何もくっついていない様子に惹かれてしまう。

おもわず 後ろを追いたくなるほど。(変な人ですね)

先日、そんな様子の女の子が ある下着屋さんにいて。

一回目に接客してくれた時は、他にも店員さんがいたから、思わず出てしまいそうな言葉を控えたけれど。

二回目に訪ねた時には その彼女が一人で接客してくれたので。

思わず 口をついて出てしまった言葉が

「前は 他にも人がいたから言えなかったけれど。 ・・・すごく おきれいですね」と 伝えたら

このピンクのバラのように ピンク色に頬を染めて 「そんな! とんでもないです! ・・・でも ありがとうございます」とすごく それまた 奥ゆかしく 控えめでありながら 純粋なその様子が また好ましく思えてしまった。

夏に ポッ と 出現する それこそ デビューする 美しい存在の女の子は 決まって 余分なものが カラリと 何もついていない様子なのだ。 それでも水分が たっぷりとあって、身体の機能全てが うまく循環していて バラでいうなら、よい状態にした土の中で、肥料もうまく行き渡り、根がきっちりとついてくれたそんな元気なバラたちと重なる。

さっぱりとした身なりと、状態のよい身体と、そして なによりも かによりも 意地悪でない心持ちの子は 本当に きれいだなぁ と 夏の女の子は このバラのイメージだ。

少しいじわるなくらいが 魅力に思える人もいるかもしれない。

少し毒々しいくらいの 雰囲気が あっている人もいるかもしれない。

 

でも 私の目には、夏にきれいにみえる女の子たちは みな きまって こざっぱりとしている。