Schorcher 焼けつくような暑さ これからの夏に向けてクーラーを購入を検討されている北海道の家も、この夏、きっと多いことでしょう。
いくら山の上で 窓を開けて留守にするとはいえ クーラーのない自宅で待っている猫のことを思うと
自分たちもどうしようか・・・と悩むところです。
この暑い夏に、100歳と8カ月生きた祖母が天寿を全うしました。
昨夜 通夜があり。 天寿を全うした人の葬儀は 参列者も笑顔で話せるといいますが、本当にその通りなのだと実感しました。
大正、昭和、平成、令和の幕開けを見届けて 旅立った祖母は 自分の描いた思い通りの最期を迎えました。
お手洗い、食事、眠るところの 区別はきちんとつけて なまくらにならずに生きるを目標としたことは ほぼ全うできたようです。 最後の数日を除いては その日課を 多くの人の手をいただきながら遂行し、眠るように逝きたい も ほぼ 希望した通りに。そして 家族に囲まれて寂しくなく。という望みも しっかりと 叶ったでしょう。
通夜の席で 祖母の遺影をみながら 望むことは周りにも伝えること、そしてそうありたいと願うことだよ。という声が聞こえてくるような気がしました。 それをどこかで置き忘れたように暮らしていた最近の自分は、 はっ・・・・とさせられました。
若い時分は、無駄なほど自分のこうなりたいという絵図にもっともっと、貪欲であったような気がするのに。いつの頃からか自分のこうありたいという希望を、 大切に取り扱わなくなっていたような気がして。 どうせダメでしょう。無理無理。 いまはそれは許されない。などなど 昨日の続きの日常が毎日の中にあって、ちょっと大きな夢をみることや、その望みを持つことを発言するのって・・・ 大人としてやってはいけないことのように思ってしまってました。
しかし、祖母のメッセージが聞こえてまいりました。こういう最期を遂げたい。それと同じくらい自分の生き方に希望を持つこと。生きていく過程での理想や夢を忘れなさんな。というような。
意地悪な顔をした 遺影の中の祖母が 「お前さん、50そこそこらでさ 私はこれくらいでいいの・・・もうそんなに生きられないし、看取ってくれる子供もいないし・・・ってポーズつけているうちに あっ!ていう間だよ。 人間は気合だよ そして その間とおしまいまでの 夢と理想を持つことだ」。 と そんな風に あの口調で発破をしかけてきているような気がした。
死んだ後にまで・・・大した人だねぇあなたって人は・・・と、不謹慎にも葬儀の席で下をむいて笑っていた。