このアレルギー体質って なにが原因でなってしまうの? と 不思議で仕方がない。
漆の葉にかぶれたり、太陽にあたりすぎて顔がはれたりすることは 幼少のころからあったにしても。普段の生活で注意に注意を重ねた挙句にブァッ!と 突然 発症するこの憎たらしさ。
空気に触れても 耳の付け根がパカリと割れてきたり 手なんか 手袋はいて水に触れるとか工夫したって ちょっと油断すると 皮膚がごわつきはじめ ひび割れてくる。
いったい どうすれというの? と 涙が出てきそうになるが、泣いていたって治るわけでもない。
もう これからは 体調がよいとか、自然のものを手に触れるように心がけるとか そんなことだけではいかん。
と、今年から 皮膚科で処方される アレグラも毎日とることに。
それと 石鹸は これは 自分がいいと思い 何度もリピートしている石鹸。
いまの時代にネット販売も行われていなく、電話予約で取り寄せのみ。という 東京の自宅兼町工場のようなところで作られている代物。年末に10個単位で注文の電話を入れると、奥様がお出になる。
いつも葛藤することは、声からして年配のご様子。万が一 万が一にも旦那さんになにかあったらこの石鹸が手に入らなくなる。 どうしよう 今年は思い切って100個を頼むべきか?と一瞬思う。が、1個1000円の100個となると100.000円という金額をまえに・・・ 「また来年もよろしくお願いいたします。どうかよいお年をお迎えください」 と 来年もどうかお元気でと心より願う相手が この石鹸屋さん。 わたしのその心からのメッセージに 奥様はほがらかに「そちらさまも」と 東京の山の手言葉で電話を切る。
もう この石鹸でお皿も洗ってしまおうかしら? と思うくらい 頼りにしている。
そのせいあってか あれだけ酷かった手の水膨れ ひび割れ 湿疹が 悪化せずに ここ数年、荒くれた姿を現さない。
あと、下着。 もう これは いろいろ試したけれど、いまのところHanro ハンロというところの商品が自分にはぴったりはまった。
色々試した。 Bocyhintsのガーゼ素材 シルク素材 綿とシルク素材の混合 などなど、素材自体はすぐれものとしても ものによっては、例えば 下のパンツの 股上のラインのなにかが 自分に合わないなど・・・ ある人には適合しても、ちょっとしたラインが合わないと そこに反応してしまうような そんな人間ではなかったはずなのに いつの頃からか 肌が敏感に反応してしまうようになり 本当に苦労している。
いまの この独特な 時期を過ぎれば 穏やかな60代を迎えられるのであろうか・・・という 密かな いや 大きな期待を持ちながら それまで なんとか 時間の質をよくしたい一心で、石鹸だの身につけるものの素材など 贅沢なことをいっているなぁと思いながらも 選んでいる。 まぁ はっきりといえることは これまで若い時は あまり気づくことのなかった 化学繊維の入った身に着けるものや 化学物質の入った洗浄液 そういったものに対し、もう敵わないからやめてくれ~~~!と、50年間持ちこたえてきた体が言い始めたのだろうか。
20代の私がいまの私をみたらきっと、自然志向、健康オタクな人ほど健康じゃないのよねぇ・・・と鼻で笑っているんだろーな。
過去の自分になんと笑われても、あの想像するのもぞっとする肌の痛みから解放されるためなら、痛くも痒くもなく、今日も御身大事に、災害時の袋にもこの石鹸ひとつ携え安心している始末です。