Thompson Internationalの猫をかわいがってくださった皆様へ

大切な相手を、最愛なるご家族を亡くされることは、苦しみ悲しみの極みであるはず。

そんな思いをしている方の前で、ペットが動物が亡くなったということで狼狽えるのは、どんな様に映るのだろうか。と、恐縮しながら・・・

Thompson Internationalの生徒さんたちに大変かわいがってもらっていました、母の愛猫 タビが、満6才で16日の早朝(おそらく午前3時くらい)に、突然死で逝きました。

母の電話で早朝たたき起こされ、顔も洗わず吹っ飛んで駆け付けたときは、まだ床が少し暖かく、体も硬直していなかったので また生き返るのではないか?というくらい安らかできれいな死に顔でした。苦しまなかったんだなぁ・・・と唯一それだけが突然の別れの中の希望でした。

当日中に火葬をしてもらい、お骨と一緒に帰ってきました。

皆さんには大変 かわいがってもらい ありがとうございました。

あっぱれなほど、多くの人にかわいがってもらうため、愛されるため、辛いことをしないのみの為に生まれてきたような、彼のその役目終わり。と・・・苦しまずに、虹を渡って逝ってしまいました。

残された私たちはあまりにも突然すぎて、驚いていると同時に、大した奴だなぁ・・・と 涙のむこうに彼の姿を探しています。

その涙で滲み、ゆがんだ先で、時の流れは刻々と動き、ただただ川の流れのように前へと進んでゆき、人の死も動物の死も・・・飲み込んでゆく、川の流れよりも早い時間の粒子の中にただただ消えてゆくような・・・そんなように一作日中は、感じていました。

人は、いえきっと、動物も役割を持って生まれてくるとよく、言います。

歴史上に名前を残さないような市井の人々や動物たちは、生まれ、子を産めるのなら子孫を残し、食べて、人間なら年の順番に死にゆくものを看取り、死んでゆくだけなのかもしれません。

生きている者には その役割が、つとめがある。・・・から、そのおつとめの間に、せいぜい せいぜい 楽しいことを見出して生きようとするのかもしれません。

食べることが大好きで、人間が大好きで、甘え、愛されることが大好きだったタビは、生きるというつとめの中で、彼の楽しいことを全うできた幸せな猫だったのだなぁ・・・と信じたい思いでいます。

みなさん、かわいがっていただき、大変ありがとうございました。