すっかりと東北の味に魅せられてしまった自分は、常々自分の足りないと思っていた分野にとりかかりました。
冷蔵庫はなるべくすっきりと味噌、バター牛乳チーズ等以外は毎日食べるものを循環良く買い足すくらいで良い。・・・と思ってやってきてはいましたが、でもそれだと… 平日6時過ぎに帰宅してから作り出す料理に限界を感じていたのでした。
で… 東北の人のてまひまをかけた料理法に多くのヒントがあると。そこに私の救われる道はある。と
札幌に帰ってきて残りのGW休み中は 庭の伐採土いじりと、ひとつでも仕込み料理をしよう。と
数種類の野菜の長期保存型の酢漬け。に挑戦することに。
材料は今時期は、山うど、他きゅうり、大根、ニンジン、セロリ、茗荷、小さな玉ねぎ、かぶ。を酢漬けするのに良い大きさに合わせて切ってゆき、それを 塩10パーセントの塩水に計6日間つけてから、しっかりと水切りし、合わせ酢(氷砂糖、酢、そして 洋風だと白ワイン)を50度くらいの温度にしたものに 10分くらい 煮るというか温かくして、それを保存するもの。
こんな手間をかけてまでと思うけれど、自分が欲しかったのは1年くらいは小刻みに出して食べれるもの。
時間が 良い方にしむけてくれる そんな一品。
糠漬けにも再挑戦。
これまで冷蔵庫に入れて 手入れしていたから、今一歩 心がはいらなかったけれど パントリーの少しひんやりしたところに置いて毎日手入れしながら 今年は夏野菜 美味しく漬けよう。とがんばってみようかと思ってます。
ほろ苦い味。時間とともに熟成してゆく味。
そういったものを上手く取り入れて 献立を組み立ててゆくと、食卓が豊かになるのだと・・・それを教えてくれたのは、今回の旅でした。
新鮮なものばかりを追いかけて 追いかけての 食の組み立てに・・・ それに限界を感じていた
ちょうどそんな時に、出会うことの出来た 東北の味。 これまで出会うことがあっても・・・その時ではなく、残念なことに気づかなかったのだと思います。