音と香りには贅沢しました。…と、自嘲気味に言う人からは たしかに ほんとに いい香りがするものだなぁと思います。
ある人がすごくいい香りをしてたので、いい香りですねぇと 言ったら
紹介してくださったのがDiptyQutというあのフランスからの香りのライン。
石鹸と、髪にかけるスプレーを買い求め お風呂場で豊かな香りに包まれ。白髪の髪に少し華やかさをとスプレーをふりまき。まぁ なんとか がんばってます。
しかし、この香りの魔術。これは 嗅覚が人より発達していて 香りにこだわるタイプの人というのは 必ず 香りを羽衣のように 何重にも レイヤーするように思います。
香水 プップッ とかけて終わりではなく。 石鹸からボディクリームそして フィニッシュのフレグランスと 段階をおってゆく贅沢 Luxuriousな時間を楽しんでいる洒落者です 大体。
我が夫のように、セーターの上にオーデコロンかけて満足しているような人は まず いません。
その洒落者がおっしゃるにはですよ…香りを 一つだけでなんとかしようとすると 直線的になりすぎるから面白くないんだ。そうです。
同じラインのものを Soap から Cream そして Scent(香水)まで つなげていってごらんなさい 楽しいよ。 と、いう言葉を実行してみたことがありました。
まだ シャネル19番に石鹸があった時のこと。ある時期から店頭では買えなくなり、それで なんとなく その贅沢な時間はなくなってしまいました。
でも いま また このDiptyQutとの出会いを機に クリームはさておき Soap と Scent(今回はHair用スプレー)で楽しんでいます。
イタリアの香りは 少し宗教的な香りがし、フランスの香りは 少しだけワルな香りがするんだなぁ…と
いまは ちょいワルな香りに酔いしれております。
よーく観察してみると、この羽衣をレイヤーのようにひとつひとつ重ねてゆく感覚というのは 洒落者の人たちの極意なのでしょうかね…
服にしても もちろん、肉体美で 一枚のTシャツを魅せる着こなしもあるのでしょうけど 大体 お洒落上手な人たちは カーディガンひとつとっても、体を温めるために羽織るだけという着方はしないように思います。 シャツの色を際立たせる色を必ず選び カーディガンを羽織ります。 例えば 少しクールなミント系のシャツがあると その上に 同じようなトーン 少しミントの入ったアイスグレーの狐でも狸でも できれば カシミヤだと最高なのでしょうけど、下に身に着けるもののトーンが繋がる色と質感のハーレーションをカーディガンに求めているといった具合。
または清潔な白にキッパリとしたネイビーのカーディガンとか。
寒い時に一枚うえに羽織るための面白みに欠けると思っていたカーディガンが 突然、色々と 自分に問いかけてくるようになり、へぇぇ カーディガンは そういうものだったんだ。と、嬉しくなりました。
これから寒い季節になりますね。
まずは石鹸と、そして羽織る楽しさも取り入れ味わいたいものです。