私は長年、ウェブサイト用にアメリカのサーバー業者を利用しています。開設当時、国内に個人や中小企業向けのサーバー業者がなかったせいですが、その業者の場合、当時から24時間年中無休で、電話、文字チャット、メールのいずれでもサポートを受けられました。あちら風に言うなら一日24時間、週7日ですが、サーバーのトラブルはいつ発生するかわからないし、サイト来場者は時差の異なる世界中から来るので、海外の場合は他社も無休のサポートが常識でした。
これはサポートに夜間勤務を強いていたわけではなく、世界をいくつかのタイムゾーンに分け、顧客からのサポートの要請を同一のゾーンに暮らしているスタッフに担当させる仕組みが整っていたためです。つまり世界中で話されている英語だからできることです。
私も、リアルタイムは無理なので辞書を引き引き、なんとか英文メールでサポートとやり取りをしています。技術用語はもともと英語なので問題ないですが、言い回しやニュアンスを伝え損なうと、とんでもないところまで作り変えられてしまうことがあります。そこで最近はAI翻訳があるので試してみましたが、間違いなく伝わるか不安で、結局また辞書を引いて作文してしまいました。
日本語での文章作成でも時折AIを利用しますが、当たり前ですが日本語ならすぐ良し悪しが判別できますし、なかなか便利です。でも、どんなに日本語原文が良くても、AI翻訳したものをそのまま相手に見せる勇気はありません。AI翻訳を使っても言語力が伸びるわけではなく、言語の「キモ」はそれなりの時間と労力をかけて身に付けなければならないのだと思います