ブログ書き手:トンプソン水上敦子

Thompson Internationalを起ち上げて以来、ずっと徒然ととりとめのないことを書き続けて はや数十年になろうとしています。色々なことを、漠然と書いてきたので、時には多くの方に顰蹙をかうような文章もあったかもしれません。 ただ、これからも ゆっくりとですが、毎日この小さな英会話スクールの窓口から感じることを書き続けていきたいと願っています。どうかよろしくお願いいたします。

夏の食卓

今年の札幌は猛暑が続いてます。

とはいえ、山の上にある自宅の庭で毎年7月上旬に実を付けるラズベリーが、今年は20日くらい遅いような。

ですので いまが 真っ盛り。

気づいたときに せっせと せっせと とりながら 毎朝 ヨーグルトと共にいただいています。

ブルーベリーは もう少し後に うちの庭では実を付け始めます。

でも 本日青森の知人より ブルーベリー便が届きました。

嬉しいな。 夏はせっせと とうもろこし、トマト ウリ 枝豆 そして ブルーベリー ラズベリー 夏の果物を満喫しましょう。

良い夏を お過ごしください。

ライフオーガナイザー2級講座を受けてみて

先日日曜日に、札幌市で行われた ライフオーガナイザー2級の講座に行ってまいりました。

なるほどなぁと思ったことは。

右脳 左脳のバランスによって 整理整頓 掃除の仕方、はたまた生き方 行動のパターンも違ってくるのだとか。

指を組んでみて 左の親指が上になる人は 右脳がインプットだそうです。

そして

腕を組んでみて今度は左腕が下になる人は 左脳がアウトプットだったかと・・・

もう一度 確認しないと 上記ちょっと怪しい部分がありますが

それでいくと 自分は 右左脳タイプの人間なようで。

当てはまるかもと 思ったことは 結構ありました。

直感で 全て自分で仕上げたいタイプ。

デザインにこだわる方とか。コツコツと仕事を出来ない。とか。

あとは それそれ! と思ったことは ラベリングは字より、絵や写真でないと ダメなタイプ。

本当にそうです。

あの ラベリングをきっちりとして きれいにファイルして 管理できるタイプの方は まさに私の憧れの左左脳さんタイプだそうです。

で、わかったことが

左左脳さんタイプの方は お財布は 機能一本で選べるのだとか。

私 きっと 多くの 右左脳タイプの方は お財布選ぶのも 機能もあるけれど きっと 自分が好きかどうか、人の目にどう映るか。というように選ぶのではないかなぁ・・・。と そこの違いが それぞれのタイプであるんだ。ということが発見でした。

自分の思考回路 行動パターンを 整理して 人が主役になり 生活を効率化してゆく。ということに 興味を持ちました。

で・・・ 一級の講座も 受けてみることにしました。

18時間なので 9月 10月 11月 と 時々 水曜日不在にしますが 思い切って 行ってきます。

一級の検定 なんとか合格出来たら 何かもっと皆さんにお伝え出来るかもしれません。

 

週1Morning Cafeを9月よりスタートします。

英検1級をパスしたら 色々としたいことがあったうちの一つに

美味しい粉ものを少しずつ 焼けるようになりたいなでした。

で・・・ カナダの駅に充満している あの香りのもの・・・シナモンロール をまず練習し始めました。

なんとか 形になってきて

こちらと コーヒーと ミルクティを美味しく淹れられるように練習して

週一回だけ 朝8時から11時くらいまで Morning cafe を9月より 始めてみることとなりました。

シナモンロールで始めますが 2か月くらいごとに 食す一品は変わる予定です。

食品衛生責任のお札をいただくために 一日講座に行ったり、色々とすることがありながらも

ダメもとでも 何かをチャレンジすることって いいもんだな。と そこから色々なことがまたみえてくるし。

シナモンロール・・・ レモンケーキ・・・そして もっと欲をいうと 山食パンを美味しく焼けるようになったら

そこに 美味しい発酵バターと マーマレードなんて月もあってもいいかなとか。好みで ソーセージやベーコンをオプションでオーダーできるようにしたり。

そんなことを考えられるのも なんとか体を動かせるからだと 動くうちは 自分の体を使って 世の中をみてゆけたら幸せだな・・なんて 枯れた心持をもって スタートします。

そうだ 今週の日曜日 ライフオーガナイザー講座 だなんてものも 受けてくる予定です。

生活する能力は 働く能力と同じくらい 大切だと思っている方です。 自分流になんでもやってきた整理術ですが 色々と吸収したく また 今後 終の住処を建てるにあたって どういう動線が 自分の動きに合っているのかなど 道理 理論的にわかっていたほうが 最後の住処・・・ として いい関係でいれるかな と思ったのがきっかけです。

また 報告しますね。

支払いは待ってましたとばかり出船の様に…

明治生まれの小学校しか出ていない 曾祖母の語録を 時を経て母から聞くことが時々ある。

3つほど 印象に残り、ここ最近 なるほどなぁ 本当にその通り 昔の人は 高い教育がなくても知恵を持っていたのだ。と感心することがある。

キクさん語録その一。

カラスが、かぁあと鳴いたら 利息が増える。← 分割払い、利息の付いた買い物は極力するな の教訓。

その二。

ツケで物を買うということは、亭主を質(抵当)に置いたようなもんだ。 ← 上と同じで利息のついた買い物は避けるように

そしてその三。

支払いは、待ってましたとばかりに。← お金にルーズなのは信用を失う。

 

この 三つは 私も年を重ねるごとに ほんとに感じ入ることで

とくに この その三 支払いは待ってましたとばかりに出船のごとく・・・ は 人の心理をよくついているなぁと

どこそこ大学出身です・・・と 誰も聞いてやしないのに言うような人が お金にルーズだったりするのを 垣間見ると・・・

小学校しか出ていなくても、利口者は 世間から多くを学び生きてゆけた そんな時代のほうが、今よりよほど良かったんじゃないか? と思ったりする。

キクさんは 出入りの業者さんが来る日には 必ず 支払いのお金をちょっきり封筒に入れて待っている。そんな人だったらしい。

その姿をみて 育った母は、ダスキンさんや その他 マッサージで来てくれる人 お米をご厚意で自分がとるついでだからと届けてくださる方 そんな方々が 来る日の前に、封筒にお金を用意して 宛名を書いて待っている。

私は こんなに いいお手本が近くにあったというのに 全く いったい 何をみていたのだろうか・・・ と最近になり

とても反省しながら その点に気をつけながら 見習っている最中で。

でも・・・ 最近 注意して 暮らすようになったら 分かったことがある。

 

生き金・・・って このことだな。と。

私は生き金の意味を はき違えていた・・・と これまでの自分を 心から反省した。

生き金っていうのは 自分の得や、自分への投資とばかりに使うことではなく・・・ 相手に気持ちよく思ってもらう様に使う。ということだ。と。

お茶の先生が 封筒に新札でお稽古代はお願い申し上げます・・・と うるさく 言った 真意は これを教え諭したかったのだろう・・・ けれど 私は 茶室ではなくストリート(世間の出来事)からしか物事を学べない 愚かなところがあって 最近やっと わかった。

封筒を用意し、新札に気持ちをこめて 待ってましたとばかりに 支払うところにお金を支払う心構えを持ってみたら

何か 少しずつだけれど 違うような気がする。 まず 支払われた相手様が 気持ち良いと思う。

Ms. Akiko Iwasaki

日本の三重県伊賀市から、単身でカナダ、トロントに高校留学をされ、その後トロント大学へと進まれた女性。 現在はイエール大学医学部免疫生物学部教授。いまコロナの中で、社会はこの方にスポットを当てる機会が増えている。今回私も、この方のYoutubeを観て、こんなすごい女性がいるのだ。と感心しながら、また この方の話す英語のトーンは ぜひ、見習いたい 取り入れたいな・・・と 日本人で英語を話される人のお手本のような 落ち着いたトーン。 もちろん この方の 生活環境 生きてきた研究者としての時間が この話し方に繋がるのでしょうけれど。 これからの若い女性に こういう生き方もあるんだ・・・と ご紹介をさせてください。

サラダの味

サラダを作ることは、夕食時、当たり前のこととなっていて。

毎日 当たり前にサラダの一皿はある。 そんな習慣がついてしまったのは おそらくカナダ人と暮らしているからだと思う。

気負わなく なんでも サラダの材料になるのだ。

ほうれん草の茹でた残りがあれば それと、茗荷や アルファルファとかいうあーゆー野菜と組み合わせて ドレッシングは その時の気分で 大体は塩とお酢かレモンの汁、そして そこに オリーブオイルと菜種油を組み合わせたもので シャカシャカと混ぜてゆく。

このドレッシングは多めに作っておいて 保存して 使う。という方もいるが 私は その都度 その時の気分で作るのが好きです。

たまには 梅干しと 菜種油だけというようなときもあるし。 塩と油だけの時だってある。

で・・・ 昨日 夫から絶賛を受けた サラダの味があり、ここで それを お伝えしたくて書きました。

塩。 これは あくまでも 天然塩の方がよいと 頑なに 守ってきた私でしたが

ふと・・・いただいた おにぎり用のお塩というのがあり、こちらを そろそろ使い切ってしまわないと。と思って

こちら 写真のお塩を使ったのです。 いわゆる 調味されたお塩 ホタテの出汁や そういったもので うま味がついた味。

それを レモン汁 絞ったものが 冷蔵庫にあったので それを混ぜて いつものように オリーブ油と菜種油を足して 混ぜてゆきました。

そこに 昨日は セロリときゅうりと茗荷を千切りにしたものと レタスをちぎったものを 手に一握りずつ 小刻みに合わせてゆき 味をなじませてゆきました。 ここで 一気にドカッと 入れたり サラダそのものに ドレッシングをかけて 終わりといういよりも 私は この ドレッシングしてゆく 野菜にドレッシングを 着せてゆくような感じのサラダが好きです。

ワインビネガーも レモンや リンゴ酢の代わりに使っても美味しいですし。 自分は レモン汁とリンゴ酢を足した味が好きです。

サラダは その時 冷蔵庫にあるものを合わせて作る 野菜を 食べやすくして ドレッシングを着せてあげる感じ・・・とすると 気負いなく 美味しく野菜を食べられるかな と・・・ かぼちゃをサラダに入れるときもあるし フランス料理のフルコースに出てくるような 洗練されたサラダも 素敵ですが 私のは あくまでも 北アメリカの流れが入っているのかな・・・ 豆を入れたり ときには ちくわだって入れたいくらいです。(あまり夫には評判良くありませんが)。

この 調味塩 これからは サラダに積極的に使ってゆこうと 昨日開眼しました。

銀行での後ろ姿

夏がくる度に 心を鬼にして捨てなければいけないもの。 それはくたびれる直前の下着。と・・・踏ん張る自分がいる。

色々と、取っておきたい理由はある。 それなりに高かった。とか、あの 憧れて買った ワンセット。とか・・・ そりゃ 色々とある。

しかし、くたびれた下着は 心を鬼にして捨てねば 他の多くを失うことになるかも・・・なのだ。

時に、銀行のATMで 夏服からはみ出して見えてしまう ブラのストラップがみえている人がいる。 それが みせられるくらいの可愛い素材だったり ファッションの一部になっているのなら みていて心地は良いが 大概に 色が退化しているとか ゴムがくたっとへたってしまっているとか。 そういうような人が多いような気がする。

こりゃ・・・自分も気を付けなければならないなぁ・・・。と 自省の思いを持ちながら 後ろにいてしまう私。 そんな私も ジーンズのベルトの部分が なんと破れていて その隙間から 下着がみえているといった人であったりする。後ろの人は みっともないなぁ この人 と きっと眺めていたのだろうな・・・と トホホと苦笑い。

銀行ATMでの後ろ姿の自分。を 毎日意識して 一日を送ったのなら 相当 意識あがるだろう。と 思いながらも

この銀行のATMで 平常であり、後ろ姿にも自信をもって 毎日の生活にも気を配り という雰囲気、存在感を示される人は 相当毎日を充実して 申し分なく幸せな人なんだろう。と そんな後ろ姿を魅せる人が時折いる。

後ろ姿は けっこう 多くを語ってくる。 それが 通帳やお金の扱いのある 銀行ATMだと尚更なようである。

 

部屋着のおしゃれ

すっかり ツモリチサトさんのパジャマのファンになってしまった自分です。

7月にバーゲンの頃、またいそいそと買いに行こう。と、それが ここのところ唯一の楽しみにしていること・・・という

まぁ 物悲しい人生っていえば それまでですが・・・

この パジャマをうまあく部屋着に仕立て上げられる 技というものを テレビをみていて おおお🌸と 発見したことを ここに一つ。

カナダのコメディアン俳優の大御所 ユージン・レヴィとその息子、ダン・レヴィ原案の Schitt’s Creek というコメディ・ドラマを観られた方は よく解ってくださるかと、思います。 観ていない方 ぜひぜひ ご覧になってみてください。

私は 個人的に 大大大好きな番組です。

この番組の中で お母さん役のキャサリン・オハラは、 元昼ドラで活躍した女優で レンタルビデオチェーン店を経営する夫と2人の子供をもうける。 が、セレブな富豪一家(北アメリカには レンタルビデオ チェーン店で長者番付にのれる時代があったのだ)は、ビジネスパートナーに騙されて破産をしてしまう。仕方なく引越しした先は、以前息子へのプレゼントとしてジョークで買った小さな田舎町シッツ・クリーク。そこの古びたモーテルを拠点に一家は再起を目指すといったストーリーで。

なんとも ほんとに笑わせてくれる番組なのだ。

で。この番組でのキャサリン・オハラは 元女優 いや まだ再起を図り続けている女優で、妻で母であるという役どころ。

彼女のファッションは 相当、自律神経が乱れている人のもの・・・といった感じで。

お洒落なのだけれど スーパーエキセントリックな服装を これ きっと ダン・レヴィのコーディネートなんだろう。 面白くって 参考にはならないが 目が離せない。

ではありながら・・・

彼女のファッションは みるぶんには面白いが 取り入れることは 普通の人は相当むづかしい。といったもの。

が。

彼女の 部屋での服装が これは 私でも すっごく 参考になるな。と思えたので ここに一つ。

安モーテルの部屋を 長い間の仮住まいとして住居とするその一族は、身に着けるものはハイブランドでスタイリッシュということは最初から一貫して崩さない。で・・・番組の回数があがるうちに そのモーテルの部屋も それらしい ハイエンドな雰囲気に包まれてくるから不思議。

 

キャサリン・オハラ演じる モイラは 室内着。 夜のファミリーでの家族会議の時などに、パジャマは必ずシルク素材のもの 大きなドット柄(水玉模様)とか ストライプとか 真っ黒の光沢のいいシルクに白の縁取りがしたものとかを身に着ける。 そこに そこに 同じくシルク素材のジレ・・ベストというの?チョッキというの? そういったものをピシッと身に着けて それはそれは 美しくきまった部屋着にするのだ。時には そこに なんとも魅力的なコサージュや ビジューをつけたり。遊び心が可愛い演出。

シルクのパジャマを 美しい部屋着に変えるテクニックには 目からウロコ❣ でありました。

これ 使えるよ。 いや 取り入れたい! と 直球で思いました。

私の場合は パジャマとしてシルクシルクはあまり好きでなく シルクコットン というのかな? あのツモリチサトさん独特の素材。 それに アーガイルのカーディガンをはおったり、 そのうち 裁縫を得意とし最近副業にもしている友達に いかすジレを作ってもらう予定で、それを 羽織、夜の時間を過ごしたり 朝だって  それでコーヒー飲んだり、食事したっていいじゃないか。と もう楽しみ。

要(かなめ)は、 パジャマをだらしなくみせないこと。なんだ。 このコーディネートは すごくいいなぁ。と

この夏、シルクのパジャマも 探してみようかな。と思わせてくれるような そんな 本当に素敵なんです。

ぜひぜひ ご覧になってみてください。

汚れやすい 白いシルクのパジャマを勇気を出して買ってみて そこに黒のかっこいいジレを ピシッと着たら 汚れることも怖くなく コーヒー淹れられるし、 下手したら (これは無理かな) ちょっとゴミ出しまで行けるかな?なんて 考えています。

 

生命力=筋力=人間力=財力

お隣の90代のおばあちゃまは、命よりもお金が大事なことを 90を過ぎて知ったわ。・・・と 真面目におっしゃった。

そして 母世代は 大切なのは 財力と筋力と合言葉をかけあっているし。

私世代と言うと その域に達する前に・・・ 事あるごとに痛感していることは・・・

お金では買えないものって・・・意外と多いもんだな。・・・と。

財力に恵まれて 人間力の高い方って いる。 本当にいらっしゃる。それは間違いない。 この私世代 50代そこそこ いや40代くらいでも そんなすごい人物は 存在する。

が、 大体は お金にスポイルされてしまうか・・・ この人 お金を介する間柄では成り立つ関係も 介さない関係は・・・ う~~~ん きっと 友達いないだろうな・・・と思う方も、中にはいる。

で・・・ 私なりに 考えてみた。 その二パターンの 決定的な 違いはなんだろうか? ・・・・と。

前者の方は お金は 多くの人を幸せにできる方便になるもの。 と 考えている、そんな行動が自然にできる。

後者の方は お金は 自分を守るもの 相手に頭を下げなくてすむもの。もの 労力を買うもの。 と

人と人との間に ありがとうと言い合う隙間をつくらなくて 済むもの。と  思われてしまっているの。かな。 その違い。かな。・・・と。

働き盛り 人生の盛りの時は 人との繋がりにありがたさを感じて  人と人との間に ありがとうの気持ちを介在できる機会を多く持てた人の方が 仕合せなんじゃないかな・・・と思う。

そして その仕合せのかんに 財力と筋力が 自然についてきた人は もっと 幸いなんだろうな。 と 思う。

自負と自尊心

このフィルムに出てくる二人の女性と、絵付けの陶器や絵は、Thompsonの大祖母と、大叔母にあたる彼女たちの作品です。

Thompsonの祖父の母親、Emilyとその姉であるElizabethは 10歳と13歳の時に孤児となります。

彼女たちの両親は 南北戦争に夫が参加するためにイリノイへと渡り住みました。母親はその時に身体を壊し、27歳の若さで亡くなります。

それからしばらく父親は男手で二人の娘を育てるのですが、南北戦争の最中、一人の兵士として参加しながら娘二人を育てることに限界を感じたことと、また、自分自身の命も長くないと悟り、父親は二人の娘を、母方の親戚へとあずけます。 それで カナダへと 幼い二人は肩を寄せ合い、長い長い時間をかけて、アメリカから渡ってくるのです。

そこで 初めての 身を寄せる家庭で、思いのほか彼女たちは大切に育てられました。

姉のElizabethは活発で、利発。 容姿の美しさは妹のEmilyのほうに多く能わってしまったようですが、二人の姉妹は仲良く、そして固く結ばれた絆で、1880年代から1900年代の大きな時代の流れに、押しつぶされないように生き抜いていくのです。一度本当の親から違うところへと引き取られ、またもや 最初の親代わりの方が亡くなり、次の人たちに引き取られます。ですので2回彼女たちは保護者を失くすのです。しかし、幸運なことに 実の母親が残していったものと、この最初の母方の人のまとまった遺産が、彼女たちにアイルランド貨幣で残りました。その遺産は法に基づき、彼女たちが最終の教育を得る年齢になるまで、しっかりとした機関で管理されます。

そして 2回目の養父母になってくださった方々のところに身を寄せる頃には、二人は若さと、世の中を渡って行ける知力を持つ年齢となっていました。

二人は、おそらく 色々と相談をし、悩み決断をしたのだと思います。

妹のEmilyは、絵付けの道へ。 そして姉は 水彩画の道へと 専門の進路を決めるのです。

ちょうど その 1800年代が終わろうとしている時代は、クロードモネや ゴッホといった そういう画家たちが世を去ったあたり・・・

芸術が、まだ 一般の人々にとっても生きてゆく手段に結びつきやすかった時代だったのだと読み取れます。

親のいない女性二人が選んだ道として、手にした遺産を賢く遣い、自分たちの生きる糧にできるようにと きっと 手と手を取り合って離れることなく 必死に生き抜こうとしていたのだな。と彼女たちの残していったメモや手紙や また 家族内での思い出話を寄せ集め、想像が出来ます。

彼女たちは とても賢く 世の中を渡っていたようです。・・・と、いうのも いい人たちに囲まれて 若き日々を過ごしていたことが 色々な写真や文からわかります。

写真からの様子でみてとれるのですが、威厳を崩さずに、自尊心を大切にしながら いい品物を身に着けているのです。身繕いの費やし方を知っている。Ladyというのでしょうか。 決して馬鹿にされない、低くみられない 女性なら、すきをみせない着こなしというのかな・・・。そういう 美しい二人姉妹という様子で 紳士的な人たちに囲まれて写っている写真とか。 孤児であった二人がここまで しっかりとした存在でいることの方に 私は 不思議さを感じ、もっと この二人のことを知りたいと思ったのが 今回のこのフィルムで表現をしました。

そして 妹のEmilyはカナダの銀行員と結婚をします。その時に、その時代の特徴ですね。第一次世界大戦が始まる前あたり 1900年代前半には そういう方も中にはいたかと思うのですが、 妹の結婚ではありながらも、姉も一緒にと 結婚先の離れに 姉も住むこととなります。 常に一緒に生きる。と 誓い合った二人は そういう形をとりました。

Emilyには 男の子が一人出来ます。 それが Thompsonの母の父親。つまり祖父です。彼が10歳の時に Emilyは結核で亡くなります。

それ以後、姉であるElizabethが 母親代わりとなって彼を育ててゆきます。 その幼い男の子が成人し、妻をめとり、トンプソンの母親が生まれてからも彼女が16歳になるまで アント ナニー (Elizabethのあだ名)として79歳でこの世を去るまで、 トンプソンの母親のその一家と暮らします。トンプソンの母親にとっては実の母よりも あらゆる面で大きな影響を残してくれた人だそうです。

絵を描くことを生業として、そして 色々なことに長けた女性だったそうです。 あの時代に高価なカメラを購入し、写真を撮るために自転車を乗り回し、画の材料にするようなものから 他のことも仕事としていたのでしょうか、自立の道をしっかりと歩く活動的な人でありながら、また エチケット ハウスキーピングの基本 また Ladyとしての在り方も美意識高く持っていました。それらを のみこみがよく 気立ての良い 可愛い姪に 懸命に仕込んだのだと思います。

わたしは 時々、トンプソンの母の佇まいに触れるときに・・・・ カナダの田舎町で、その頃は農業をしていた両親のもとで育ち、どうして この人は こんなにエレガントなのだろうか・・・ 何が彼女をそうさせるのだろう。 自分で学び取って身に着けていったのだろうか? と不思議でなりませんでした。

その蔭には、Aunt ナニー Elizabethの存在があったのだ。と、義母が亡くなり、彼女の日記などからそういうことも知ることができました。

自負と自尊心 その二つは あまり強すぎても 困りものでありながらも

自尊心を失くすと、女性はたちまちに流され 下流に落ちていってしまう・・・と 激動の時代に、必死に流されまいと 二人で手を取り合って生きた 姉妹の健気さが 絵からも 伝わってきます。

我が家には 実は トンプソンの父方の祖父が アメリカで、少し名前を残した画家だったので、彼の作品が数点あります。聞くところによると 価値のあるものらしいのですが、 でも 私は 彼女たちの この ちょっと優し気で 素人っぽいタッチでありながらも 健気なタッチが すごく好きなのです。 正直 彼女たちの作品に癒されているな・・・と思う自分がいます。