最近、 朝に電話が鳴る。
朝ドラが終わったあたりに丁度。 相手も朝ドラをみているのだろうか 2日連続して電話をもらった。 朝ドラ終了の時刻といったら 朝の8時15分。
そんな時刻に電話が鳴るのは 家族の何かが起こった時くらい。しか、これまでは、なかった。
なのに この二日間 続けて 知り合いの しかも 男性から Callが。 なにごとか? と 思って出ると。
昨日は こちらから、口約束であったことではあるけれど どうなるのかなあ?と、確認のために連絡を差し上げても ナシのつぶてであった 関西出身のおじさまから。 ”英語しか話せない 知り合いが旅先の札幌で病気になってしまったみたいで A子さん 英語話せる いい病院知らんか?今日帰らんといかんのやわあ” と、パニックじみた様子が電話の向こうから大音響で伝わる。
わたしとて 感情のある人間であるからして。 おいおい 都合の悪い話は避けて通り、自分の用件には 人の都合の時間選ばず失礼な。と、思いはするけれど。 でも、ご夫婦でハーバードで研修され、ご夫婦で病院をされているところを紹介する。
電話を切った後に なんだか おかしくなって クスクス笑ってしまう。 私なら 連絡しないでいる相手に いくら聞きたいことあっても おっかなくて(北海道弁 躊躇して) 連絡できないけれど。 この人は 面白い人だよなぁ・・・。と、以前だったら プンプン怒って終わりだったけれど・・・こういう 人との付き合いの仕方の人もいるんだろうな。 私にはない部分だなぁ これって 私も見習おうかな とまで思っている自分がおかしい。
と、その日1日は 忙しく 終わっていった。
と、翌日、本日である。
当スクールで 私も生徒として 教えていただいている 通訳の第一人者 O先生より お電話が。
これまた なにごとか? と 先生は 朝ドラ終了より 少し遅目の時間ではあったけれど 何か急用に違いないと思わせる時間帯。
先生が引き受けた 通訳の仕事が 苫小牧で3日間あり、それが なんということでしょう お母様が 昨日亡くなってしまわれた。 仕事は ドイツからくる取引先と商談 通訳。 Aさん どなたかボクの代わりになってくれるような方知らないだろうか? もしも できるなら Aさんでもいい。と おそろしいことを 切羽詰まってか おっしゃる。
O先生のクオリティより相当なダウンは避けられないこんな自分でも 大変な事態に陥っているO先生の役に立てるのならと スクールで予定表とにらめっこするが 連泊で スクールをあけることは できないと諦める。どうしようか と あ!そうだ! と 通訳学校のクラスメイトで すごく 力のあるNさんに 声をかけてみる。
さすが これからきっと 通訳として 伸びてゆく人だろうなぁと 思っていた人だけに フットワークが軽い。 家庭があって 子供さんもいるのに すぐに 決断し 動いてくれた。
力が備わり、フットワークが軽いということも チャンスをつかむことが出来るということなんだな と 思う。 彼女は来週も 仕事で一週間留守にすると言っていた。
私も 力がついて その時がきたら フットワークの軽い自分になりたいと 目標を感じた。
と、O先生のことも 一件落着し ホッとしていたら。
昨日はありがとなあ〜〜〜と 昨日の朝の電話の相手 Mさんより 電話がある。 色々助かったわ ありがとう。 でなあ あの 返事せずにいる話なぁ・・・ と Mさん節が始まってしまう。
色々な理由があって そんなに シンプルには いかないのが この世のしくみなんかなぁ・・・ 白黒つけられない もんな 白黒つけて 少しでも そこから はみ出るものに 動揺していたら 体がもたないわ もう どうでもいいわ あきらめよ と そんな 私に 明日も誰かから Morning call が 鳴るのだろうか。