そうか・・・そうなんだ!

IMG_5884I got it! わかった!

昨日 つらつらと雑文書きながら思ったことに。

年を重ねる良さって・・・そうか そうだったのか! と、悪気のない相手(←この悪気のないってところが重要)を理解できる良さなのかもしれない。と。

 

シンガポールのお客様を見送った後。東京に住んでいる父の弟である叔父から電話があった。

5月に奥様を連れて北海道に遊びに来るという。病気の父を見舞ってから札幌に入り、皆で会いませんか?という 嬉しい申し込みだった。

電話の向こうで叔父のペースで話されるその語り口には、私の申し出を挟む余地がもうないことを、知っている。

「あっちゃんのところにちょっと寄って。お茶でも飲ませてもらってさ。そして その後 あっちゃん達が行きたい!というお店を予約しておいて」という言葉に 私が 「いえいえ 叔父さん うちでご飯でもご一緒にいかがですか?」と言っても 叔父さんの中には すでに話の構築 シナリオが出来ているので あまり そこで ゴチャゴチャと言わないことを 私も心得ている。

現代の若い子たちは、人との調和にすごく気をつけているので 空気読めないということを恐れているせいか 機関銃のように一人で話を進める人が少なくなったけれど、昭和の・・・そうだなぁ 昭和30年代くらいまでに生まれて、小さな町で神童とか呼ばれてしまった少年が大人になり高度経済成長期に貢献した男性の中には、頭の回転があまりに速すぎて相手とのゆっくりとした会話のキャッチボールを、まどろっこしくて待ってられない!とばかりに畳み込むように自分の筋書きを伝えようとする人がいらしたものだ。

そのタイプに属した・・・かもしれない叔父も 最初の奥様を癌で失い・・・その時のご苦労は本当に大変であったと想像する。その後、最初の奥様と同様 とても 良い方と再婚された。

だいぶ丸くなられた叔父は 若いころに較べて 少しゆっくりとなったけれど それでも まだまだ 弾丸で ペースのとろい私とはやはり 若干 波長が違う。

とはいえ

叔父のようなタイプの人と話すことは まだまだ この世の中であるのだ。避けられないのだ。 自分と同じペースの人とばかり選んでやっていけたら良いけど。そうはいかないようだ・・・。

相手の話しを聞かないで 話を進めるタイプの方がいたとしたら・・・ その時は その方に話をしていただくことが良いんだ。と昨日やっと!わかった。

なぜなら ある目的を持って話をしている相手とは、お互いに縁のあるような方であるのなら、その方はご自分の話す言葉たちを自分で聞きながら、整理し、話した目的の結果をきちんと出してくれる。

この人 、人の話を聞かないで私の意図を理解してくれているのかな?と 不安になり 必死になって きちんと伝えなければ伝えなければ・・・と その人が話をしている間に いつかいつかと・・・ いや それは違うと余計な口を挟むことはないのだ・・・と やっと わかった。

最初に書いたとおり 悪気のある人でない以上は 大体の事は 大体のところに治まる。 相手の方が話をしながら、その時の空気の状況を読み取り、相手の表情や動作などからメッセージを読み取り、考えを整理して答えをくれる。そういう相手と話すときは 出来るだけ 黙って聞くということだったのだ。と やっと わかった。遅すぎたけれどよかった。

5月に叔父に会い やっとわかったその原理を実践できればよいのだけれど・・・どうなるかな。