使う

 そろそろ オシマイ点前と実母が思い始めたのか。
茶道具・・・などなどのものが 私のところへやってくるようになった。

 できれば 軽い紙のものに換金できるような品であれば 私も ホクホクと頂戴に上がるのだろうけれど。

 こういった趣味の物は 本当に 趣味の物なのだ。

英語で Somebody’s treasure is somebody’s trash. 誰かの宝は誰かのがらくた。 とまでは 言わないまでも

ただただ飾っておくだけのスペースもないし。茶道をゆっくり嗜むような時間もない。

 使わなければ!と その一心で。

 水指と呼ばれる 壺のようなものの1つには ニセコから1ヶ月に1回汲んでくる水を1日に使う量だけ入れて台所に置くことにした。

 そして もう一つは・・・ これは 母が耳にしたら 怒り心頭するとは思うけれども・・・「そんなに値のあるものでない」と ちらりと言っていたそちらの水指のほうは・・・ それまで台所では琺瑯のフタ付きのものに、料理の度に生ごみを入れていたのを・・・それを使用したら。 サイズ的にの調度良いのだ。

 ただ 仕舞って大事にして・・・ という趣味もなく。 そして 残念ながら それらを引き継ぐ 娘も私にはいない。

 これから やってくるお茶のものたちを どうやって 有効活用しようかと思ってみたら・・・ そうだ いま習い続けているお茶のお稽古を もう少し精進して。
いつか スクールでおみえになる 皆様に 一服差し上げられるような そんな空間ができたらいいなぁと むくむくと 妄想をし始めた。

 そのときには 生ゴミ入れとして使用していた この水指は決して使わないので、どうか どうか ご安心ください。^^;

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