The 20th Anniversary

そういえば、今年はThompson Internationalを、店舗というか教室そのものを構えてから20年を迎えていたのだ。った、ということを先週の水曜日9月7日の朝の電話で、思い出すことが出来た。

朝11時頃、一本の電話が鳴った。若い女性の声が元気よく「私、****と申しますが」とフルネームを聞いたと同時に、私は「あら!Sちゃん??」と叫んでいた。

電話の向こうで、覚えてくれているんですか?と驚く声が。

その声の持ち主は、私たちがスクールを立ち上げたばかりの頃に、子供さんの方はまったく経験がないというのに、親御さんのご理解と彼女の利発さのおかげで、私たちも楽しく彼女との時間を刻むことが出来た、そんな特別な経験の出来た子のものでした。

それはいまから約20年前から15年前までのこと。

大きな企業にお勤めの父上の転勤で、15年前に一家は神戸へと引っ越しをされた。

この15年の間、彼女が高校生だった時に、マレーシアに留学(留学費用は奨学金)という嬉しいニュースを知らせてくれたり。 ああ、英語頑張っているんだなSちゃん。と私たちの心の支えでもあったSちゃん。いつも忘れることはなかった。

「嬉しいです!憶えていてくれて。実はいま、北海道を一人で旅行していてそちらに、今日、伺いたいんですけれどお時間はありますか?」

「わ!嬉しい では3時半くらいいかが?」

と、3時半に彼女は現れた。

背がすごく高くなってはいるけれど、あのままのSちゃんが 颯爽と歩いてくる。

Tシャツにジーンズ。飾らないその姿は、あの夏になると真っ黒に日に焼けてお母さんと円山に毎朝登り、バードウォッチングをしていたSちゃん、そのままだった。

彼女は、その頃から動物の先生になりたい。と言っていたのを私は記憶していた。

彼女は23歳になっているはずだった。 23歳でこの時期に旅行とはおそらく働いていないのだから、きっと大学院かな。と私は いま 大学院かなにか・・・?と聞きそうになった時、彼女は いま鹿児島大学の獣医学部に行っています。と、 あ だからか! と 私。 獣医さんの学校も6年間 行くのですよね。

それからつもる話もたくさんあり。いそいそとトンプソンも戻ってきて、彼女と英語で積もる話をたくさんたくさんできて、そのうち、いまのThompson Internationalに来てくれている あの当時のSちゃんのような子たちが集まってきて、ある子などSちゃんのことをずっと外国で暮らしている人と思うほど、英語が本当に自由自在に操れて、私は、Sちゃんに、神戸にはいい学校もたくさんあっただろうから、良かったねぇSちゃん。と、言いましたら。 Sちゃんは、いえ神戸ではなかなか自分と合う英語スクールがみつからなかったんです。ですので、英語は本当にこちらだけが自分の基本を作ってくれたところでした。こちらに来れたこと、自分では本当に良かったと思っています。発音と 英語が好きという心を持てた。それが自分の強みでした。

私は感動をしてしまい。 この 小さな学校を続けてこられて良かった。と その時、自分の20周年記念が出来ました。

続けてこれて良かった。と 身が震えるほど嬉しかった瞬間は、この時のそれが初めてでした。

私たちのしたかったこと、心のどこかで願い続けていたことを、彼女が 日本の西側に行き、実現して生きている。輝いて暮らしている。

私たちは、習いにおみえになる方々をネイティブ並みのスピーカーにするというような魔法は持っていなく。また、そんなことを謳うことは自分たちは無理なことも知っている。

だけれど、羽ばたいてゆく人たちの飛び立つ土台をつくることには精一杯の力を注げたら嬉しいと思っています。

嬉しそうな顔をしている私を みて、いま10歳のK君が、Sちゃんのことを 「あ 僕の完成形だね」と面白いことを言うから、皆で大笑いをして

そのうち 準1級目指して頑張っているK君がやってきて、K君は 真っ黒に日に焼けているSちゃんをどうしても日本に住んでいる人と認められないようで、「あちらでも頑張ってくださいね」などと、とんちんかんなことを言っているし。

とても楽しい時間を持ってきてくれたSちゃんに感謝。

あと もう少しだけ、Thompson Internationalは頑張ってみます。

あと5年と思っていたけれど、10年・・・ と思えるような そんな元気をもらいました。

ありがとう。

さて! いま こちら QRコードでクリックして手続きいただけると、無料30分実用英語検定査定レッスンが出来ます。

未来のSちゃん お待ちしています。