Listening comprehension リスニング力。
これを鍛えるのは、どのレベルでも、残念ながら、大方の人はボンヤリ聞いているだけでは難しい。
私の場合は、目、耳といった感覚器官がエリートと呼ばれる人の半分あたりを位置しているために
、ぼんやり聞いたままだと真の意味を理解するのに紆余曲折、10年くらいはかかるはず。
耳の良い人は、どうやって音をひろえていくのか分かりませぬが、まあず、CNNニュースなんてぼんやり聞いてたって、何言ってんの?がずうっと続くのみです。
そんな私が、ニュースの英語を即座に通訳してゆくというクラスに身を置いて。公開処刑されるような思いで、練習を重ねておりまして。 そのさなかで、何度聞いてもわからない拾えない言葉。ニュースの言葉など一語一語全て拾って聞き取るというようなこと日本語でもしない人間がですよ。それをいきなり英語の場合は 全て聞き取れ 一句一句 もらさず通訳するように。との指導を受けているのです。
はっきり言って、拷問です。
昨日は 正直言って もうやめたい と真剣に思うほど、落ち込んでました。
「トンプソンさんは、聞き取りが甘すぎる。ニュースを普段、みてますか?」と先生。
わたし 「みてません」と 言うしかなく そう、言いました。
「え??」 と 絶句する先生は、次の言葉を それこそ 拾えなく・・・
「いえ、あの、流す程度には つけている時もありますが、このような状況下でみるということは ないです」と 私は付け足す。
「スピーカーをつけて聞くと、聞こえてきます。私はそうしています。いま一万円くらいでスピーカー買えますから、ぜひそうしてください。あなたの場合はせっかくすごいリスニング力が育つ環境に恵まれている中にいながら、あまりにももったいないことをしている!」…と、余程腹に据えかねた挙句といった具合のお厳しいお言葉。
一万円のスピーカー かぁ 先生は自己投資につながるけれど… あ 確かトンプソンが持っているな。でも その前に イヤフォンでまず してみるか と、確かに イヤフォンをつけて聞き取ると
アメリカ南部あたりの人の、つながってくる言葉でも、少しずつ、拾えるのは 確かだと思いました。
そこまでやって やっとの思いで、人間の発する言葉を 拾いとり、ニュースで羅列される言葉を 出来るだけ多くストックして、その時のために刀を研いで研いで、通訳者の人たちは頑張っていらっしゃる。
通訳者になる夢など、微塵もないのにそこに席を置いてしまっている自分に問いかけた。
やれるだけやってみるしかない。と、スピーカーはともかく、イヤフォン繋いで 全て聞き取ってみせる食いつきでやってしんぜましょう。と。☚何語だ☚?
…と、いうわけで 皆様にもこれを伝えたかったのかもしれません。
聞き取りの精度をあげ、分からない単語は文字を出してその意味を調べて、そして 日本語に訳したものを 次は英語に言い換える。
これだけの訓練を重ねると、少しずつですが 今より明日、明日よりその後、と、少しずつ少しずつ 伸びてゆくことは、この落ちこぼれの私が保証します。
でも、一つだけ、英語をいくら話せても どうしても その言語を話す人たちに嫌われてしまう人というのがいます。
そういった方は 大方 自分が話すことだけに意識を集中してしまう傾向があるように思います。
リスニング力を上げる目的は 相手の話を聞き取る力を上げたいからなのです。
どんな込み入った話にもついていける。数字のはなし、政治の話、どんな内容の話も 一語一語 多くを拾えていける自分をつくりたいために、リスニングに力を注いでいると思えば がんばれそうです。