ご先祖様 トンプソンインターナショナル

お知らせ&日記

    ご先祖様

    お盆はご先祖様が会いに来る。 いえいえ 生きてる者がご先祖様に会いにゆく。 どちらなのか。

    今年は暑い暑い夏が まだ北海道にも残っているようですね。

     

    昨日お茶のお稽古の前に 父の形見である時計を石橋時計店に持ってまいりました。

    4時過ぎに取りに来ます。と 言ったのに。

    私は お稽古の後にすっかりその約束を忘れてしまいました。

    宮ケ丘にある SabitaさんのCafeで涼みながら翌日のクラスの予習をし、4時12分のバスに乗ろうとお店を出た瞬間に 時計屋さんのことを思い出しました。

    西に歩けば バスが1分後に来ます。 帰れます。

    東に歩けば 時計屋さんとの約束を守れます。

    電話番号を聞けば良かった。と、一瞬考えました・・・ しかし 亡くなった父だったら 時計屋さんとの約束を守るために東に歩くだろうと 私は東に向かい歩き始めました。

    4時を過ぎたというのに めまいがするほど暑い道。 商売をやっている者にとって その日に約束した売上というのは とても気持ちのよいものを知っている父なら きっと その約束を守るんだろうな・・・ 立ち止まり 相手の立場を考えるように努めてみる。そんな生き方が身についた人だったなぁ・・・と 故人を偲びながら頭を垂れてテクテクと歩いていると。

    トンプソンから電話が鳴った。

    私が歩いている方にちょうど車でむかっているという。 一緒に帰ろうと 電話の向こうで言ってくれている。

    そして 時計屋さんでは日野原重明先生によく似た技師の方が、この時計のブレスレットの部分を直すのが難しくて、あなたが来るまで 本体の修理の方は控えていたの。と それは それは すごく親身になって 修理の方向で相談に乗ってくれた。

    私が 「この時計 父の形見なので 出来るだけ使いたかったので 嬉しいです」と言ったら 「それなら尚更だ」とニッコリ。

    昔の江戸っ子は 「ご先祖様に顔向けが出来ねえや」と 威勢よく言ったもので。

    ご先祖様は 何も血が通った間柄でなくてもよいと思います。

    慕っていた相手を思い出し 彼女ならどうしただろう 彼ならどうしただろう と 問いかけてみる そんな時間を持ってもらうために お盆の時期が人の気持の中で出来上がっていったのかな。