虎屋の羊羹

最近の自分で周囲の影響を受け、わずかながらも進化したこと。といいますと、他人様の家に伺う時は大体ですが手土産を持って伺うことに気を付けるようになった。

これは いい習慣をつけてもらえたなぁ。と、時々ぼ~~~っと 手土産の内容を考えあぐねてみると。

 

ある程度のお年で、健康志向の方には 厳選された高級塩(自分では決して買わないようなの)

オリーブオイル 等。

元気な子供さんのいる家庭には 若々しいお菓子。(和菓子でないの)

南アフリカのワインが好きという言葉 言っていたかなぁと 思って南アフリカのワインを用意したり。

あとは 華やかな美人には その人のイメージの花束。くらいが 自分の持っているカードだ。

そういえば 何かあると 美味しいチョコレートを(どこでみつけたの?)というような厳選されたものを小さな箱で必ず持ってきてくれる友人がいる。 彼女を思う時は チョコレートにワインに そして 花束。そんな 洒脱なイメージが彼女だ。

自分の親世代が 何かあると お遣い物には虎屋の羊羹 虎屋の羊羹と 騒ぎ立てる その虎屋の羊羹は 今時 どんな際に出番があるのだろうか・・・・ と、人様にものを差し上げることを、おぼえはじめた私は、時々そんなことをずっと考えていた。 そんな折に ジャストタイミングで 昨日 こんな発言をし 私を笑わせてくださった人がいた。

「あっちゃん いい? お遣い物は 仰々しくなく。が鉄則ながらも、それでもよ 心から お詫びを入れなければならない相手。そんな時には 何を持っていけばいいかわかる?」

「え・・・ 興味あります。な、なんですか?」

「・・それはね。・・あっちゃん。羊羹よ」

「・・・ブっ」と はじけたように 何故か私は笑ってしまった。 その人の言う間がおかしいのと。また 羊羹など 絶対求めたことのないようなタイプの人なのだ。

「へぇええ! そうなんですか 羊羹って そういう時に出番があったんですね」と ひとしきり感心する私に

「いい? それもね 虎屋の羊羹よ 虎屋の。 しかも 木箱入りよ!」

「おおお なんか 分からないけど 勉強になります。 木箱入りの虎屋の羊羹ですね。 一生忘れないようなアドバイスです。 ありがとうございます!」と 虎屋の羊羹のお遣い物の出番について、自分には無用なのかもしれないとまで考えていた私にとってすっごく Good Timingな 話だったのでえらく感銘を受けるお言葉だった。

木箱入りの虎屋の羊羹を持ち 私が参上した際には 心からの謝罪と みなしてください。

きっと そのアドバイスに真摯に向き合い 参考にし 実行する日が 長い人生の中であるはずです。いえ これまでにもありました。 その時に この アドバイスを知っていたとしても 事が好転したとは思い難いながらも 何か 違ったのではないか・・・と 思ったりしてます。

Halloween

今月は ハロウィンの月なのですね。

子供さんたちが 楽しみにしている流れで これまでは 真面目に お菓子詰め合わせて カレー作ったりとかイベントをしてました。が。

今年は コロナの自粛ムードで ^m^: ふふ 堂々と しない方向で。はい。考えております。

が、 これから 日の暮れるのもますます早くなり 寂しいムードも漂うことですし。

Halloween weeks

と 称して パンプキンパイ 焼いてみます。

ここで 宣言するということは 実行します。明日から 皆さんに当たるように パンプキンパイ チャレンジしますね。

せめてもの Happy Halloween 🎃

将来の仕事 中高生と話す。

授業の合間に中学生や高校生の女の子と 雑談するのは面白い。

そこに ジンセーの縮図を読み取るときが時々ある。

将来の仕事は もう考えてんの? と 何気にふると 面白い答えが返ってくるのが 彼女たちの返答で。

非常に様々である。

キャリアでいきたい。と真剣に考えている子もいれば 小学生の時に出会った先生が 実に素晴らしい人だったので彼女のような教師になりたいと 最初は飛行機の客室添乗員を考えていた 才色兼備の女の子が突然そんなことを言ったりする。 そして 人の心に共感を持てるタイプの子は 家庭環境に恵まれない子たちの道筋を作れるようなそんな職業に就きたい。と考えていたり。

そして 中学生3年生の N子ちゃんは、 勉強をする意志がないと大学には行けない 行く意味がない事わかっているんですけど N子 したいこと まだ わかんなくて あっちゃん ← 彼女は 私の幼馴染の子供で 私のことをあっちゃんと呼ぶ。どうしよう・・・ と、 先日 そんな話になった。

勉強したいことがわかんないなら 専門学校もありかなぁ と考えていたりする。という彼女が・・・ あ でも あたし お金持ちと結婚したい。と はっきりと言うから 吹き出してしまったのだけれど。

真剣な様子の彼女に 私も思わず 「お金持ちと結婚したいって思うことは 決して悪い事じゃないし。最初からそういうことがはっきりとしていたら それはそれで 一つの道だもの。いいことだよ。お金持ちと結婚したいならお金持ちと出会える生き方をする。それには まず 自分が輝ける仕事持った方がいいよ。お花屋さんでも お菓子屋さんでも この私のように英語をなんとか生業にするのも 早く決めていれば それにかける投資できる時間が長くなる分 力は確かになるんだしさ。そのほうが まず 間違えないよ。 私は多くの後悔から 声を大にしてこれは言える。ほんと・・・だよ。と Nちゃんに力説してしまっていた。

そーすると最近の子は 中学3年生でも 情報量の多さから 感度よく 私の言わんとすることに波長を合わせてくれ。たしかにそーですよね 自分のしたいことがないと ほんとお金を与えられたとしても 過ごし方がわかんないと不幸ですもんね。など 穿った見方の受け答えをしてくれる。

お金持ちと結婚したいか。素直にそう言える子っていうのも幸せだよな。と おかしくなった。

彼女は 素直にそう公言できる分 きっと そういう道を選び取っていくのだろうな。と 思う。

彼女のような年頃の時 私は なにを思っていたのかと思い出してみると 芸術家 というものにとても憧れていたことを思い出した。 いや いまでもそうだ。

自分が陶酔できる世界を持っている人たち。 というのが 人々の中で  生みの苦しみを持ちながらも 幸せな人たちなのではないか。と 信じていた。

生み出せるものを持っている人。 いまでも 心より憧れる。 お金を追いかけることは結果としてついてきて 自分が没頭できる何かを持ち それに邁進できる人は 幸いだと 思う。

実力 

一人の人として実力を持っている人って、いいなぁ。と、心より思う。

人を使いこなしてお金儲けがうまい。と言われる人よりも、 ある時 ある日から 私の興味は いや 私の憧れは そちらの方へ向くようになった。

 

なぜなのだろうか。

 

実にシンプルなことで。 そうしている人の方が、安定していて そして やさしくて 楽しそうだからだ。

自分の得意なことをし、躍起に ワクワクと楽しみながら すごい仕事に結果としてなり、お金がついてきている人たちも中にいたりはするけれど。 基本は 今日一日の 仕事をしながら 実力もまた磨きつつ 今夜の飯と酒がうまい。くらいの 生活リズムをもって仕事に取り組むこと・・・と それが理想です。

このお彼岸の連休に、もう 実家のない室蘭へと 一泊でお墓参りに行ってきました。

普段は日帰りなのに 今回は 友達 そして お世話になった方にも挨拶をできたらと 計4名の人たちと再会するにあたり 夜の会食も予定に組み込むことに。 Go toキャンペーンも利用しながらのプチ故郷帰り。

夜の食事に指定されたレストランは、室蘭市をご存知の方ならピンと来るかもしれない健康保険証 3割負担を提示する人はセレブと呼ばれるくらい、生活保護の人が多く住んでいる、そんな地区の片隅にあった。

街灯の少ない夜道を歩きながら 私は失礼ながらも こう呟いた。

「Tちゃんさぁ 隠れ家的といえば聞こえはいいけれど・・・ 果たして こんな立地条件の悪い場所でやれるレストランって 存在するものなの?」と。

不安げにたどり着いた先の、暗闇の中で ぼぅっと灯りのついているその店は いかにも 美味しそうな空気を漂わせていた。

え? これって・・・ なんか期待できるのじゃない?・・・と ピンときた。

と 入った店内は 美味しいものが出てくるに違いない。と いうような匂いと そして 計算された寸法でインテリアが整えられていた。 無駄のないレイアウト。これは すごいことだ。と 席に着く。

シャンパンで始まり 3人で一本白ワインを 考え抜かれた構成と技術の料理で 楽しく開けさてもらった。

その夜は私たち3名の貸し切りだったので、店主から色々なお話をきけた。

札幌で 30年以上 有名店でシェフとして責任ある仕事をし、お店を一軒持った後、父親が倒れたことをきっかけに 一年弱前に自宅の一階を改装し、自分で作った料理を、自分一人で出せるカウンター6席のみのこういった店を持ちました。とのこと。

これだけの料理は 正直 札幌でもなかなか おめにかかれないというようなものを 人口数万人程度の、これまたその室蘭市でも えらくロケーションの悪い場所で  本物の存在をしっかりと意識しながら腕によりをかけて仕込みをしている店がこの世界に存在したのだ。

テレビ番組が喜びそうな 絵図だよこれは。と不思議な時空の中に私はその夜、いた。

人を酔わせるだけの力を持つ料理人が、この小さな町の これまた 決して好条件とはいえない街角で店を開こうとするのに かかった時間、偶然に それに巡り合えた幸運に感謝しながら 私たちは 楽しいひと時を持てた。

お彼岸の 祖先のお墓参り。

ご先祖様が ニヤリと笑いながら ちょっといたずら心をしかけてくるようなそんな出来事も もう一つあった。

それは ここでは書けないけれど。

ここ 最近 心より思うことがあって なんか こう ちょっと あちら側にいる誰かが 茶目っ気を出して 自分を試すような出来事って あるもんだなぁ。と 思ったりしている。

東室蘭に行かれる方がいらしたら こちらの お店 お勧めです。

ぜひ。

A big homework was done.

この夏の大きな課題。 昭和初期のアンティークと呼ぶと聞こえはよいものの。見る人によっては ただのこ汚い棚としか映らなかった食器棚にヤスリをかけて、ペンキを塗りなおしました。もちろん主導はトンプソンでしたが 二人がかりでの作業です。

とても 大変でしたが へとへとになった体で見上げた奇麗にお化粧された棚の上には、もう少し優しさを込めて食器を置いてみようかと、トンプソンの実家から送られてきたものの中に 大量のリネンがあったことを思い出し。

洗濯しアイロンをかけて それらを夫々に合うお皿の下に敷きました。

少し優しさが空間の中に生まれました。

トンプソンの母親はとてもエレガントな女性だったのですが、彼女はきっとこういう気持ちで物を扱っていたのかな。とか、思い描きながらお皿を置いてみました。

私のする仕事には 常に雑味が残ってしまうのですが。 それは それなりに 義母を意識して作業をしてみました。

これまでとはちょっと 違う風合いになったかと・・・これを維持出来たら良いのですがね。

義母は 人からいただいた もしやすると 趣味の合わないものでも その方が誠意をもってくださった気持ちの入ったものなら 美しく飾ろう 大切にしようと 工夫するような人でした。物だけではなく生き物に対しても 優しさを添える姿はエレガントなんだなぁと 教えてくれた彼女に感謝です。

もう少し 色々なことをお話ししたかったと・・・・ 彼女が亡くなってから 意を決して勉強をし始めるような そんな後悔を 持ちながら それでも いつも 彼女のことを思って 暮らしている毎日です。

お知らせ

スクールは8月8日より17日まで 夏休みとなります。後期レッスンは8月18日(火曜日)よりスタートします。

いつもなら 夏休みでも お子さんたちへ 夏期講習として外へ向けても 開いていることが ここ数年続いていましたが、今年は おそらく 夏休み返上でいるなかに このせっかく学校からも解放される数日を 勉強にあてるよりも 夏のキャンプ 夏の海風 夏の空気を存分に吸収してくださいね♪

ところで

サイト先より連絡があり、Thompson Internationalを推薦くださったようです。

【知らない人が多い..】北海道(札幌・函館)でおすすめの英会話教室20選を一挙大公開!

ありがたいことです。

それにしても 札幌は大変多くの英語関係のスクールがあるんですねぇ。

そして 価格帯も 多様なようです。

私たちは ここで ご縁のある一人でも多くの方に 満足いただけるように 努めるだけなのですが。

 

 

Multi Purpose Detergent

Multi purpose detergent 多目的用洗剤: 衣服を洗うのは使いませぬが、 ホワイトビネガー と 水を 半々の割合に 私はゼラニウムのエッセンスオイルを 100CC:100CC 合計 ワンカップというくらいなら そこに そうだなぁ 20滴くらい入れるかな。きつく感じる人は も少し減らして。

これ 気を付けて欲しいのが 必ずホワイトビネガーにしてください。 以前ホワイトビネガーの代わりに 米酢を使ったら えらい言われようでした^m^;。

このコロナ発生以来、ずっと火曜日に手伝いに来てくれていたMさんも 収まるまで 少し家で じっとしているようにと ご主人からの指示があったらしく これなくなってしまいました。・・・となると スクールのお掃除は この わたくしの役目。

そうなって 作り始めたのが この上記の割合の 多目的用洗剤です。

もちろん本に書いてあって。あ。これ良さそう・・・と シャカシャカ作って 使用してみると なんともはや 清々しい気持ちにさせてくれるし。なんといっても 手荒れの心配がない。

お寿司屋さんの手が何故にあんなにきれいかというと お酢のおかげもあると聞いたことがあります。

上記の洗剤、だまされたと思って 手荒れに苦しんでいるような方には 大のお勧めです。

スクールの お掃除は週に一回。掃除機をかけて 徹底的に水拭きしてゆきます。水拭きの時に この洗剤を雑巾にスプレーして 拭き掃除をすると 汚れもキリっととれるし、エッセンシャルオイル ゼラニウムの華やかで爽やかな香りに包まれて なんとも Happyな気持ちになります。

ゼラニウムでなくても ローズマリーでも グレープフルーツでもお好きな香りで。

強い洗浄力の化学合成洗剤を使っても ビクともしない手肌の人でも あの類は いつか 手をぼろぼろにしてしまうよーな・・・気がするのですが。

お酢を使ったこの 洗剤は 肌を傷めずに また 家具も 木目も傷めずに きれいにしてくれるなぁ と 掃除するのも楽しくなる優れもの。

ちなみに ホワイトビネガーは お値段がするのが悩みどころですが 大手スーパーよりも 札幌円山地区にお住まいなら あまり教えたくはないですが スーパースギハラさんの あの 輸入コーナーに 少し手ごろな価格で売ってるようです。

身だしなみ

 

髪を切ってもらうYさんとは、かれこれ 数えてみると15年くらいのお付き合いになる。

彼が50になるかならないか。で 私が30代の後半といったくらいに知人の紹介でお願いしたのが始まりだった。

15年間 多い時では毎月一回はヘアカットをお願いしていたのだから いいだけ その人のことを知り尽くしていてもいいはずなのに。

私たちは 最初の数年間 見事なくらい話すことがなかった。

職人気質のYさんは、今でこそ やわらかい雰囲気になったが、出会った頃は 話しかけられないほど 髪を切ることに集中していて 下手に話しかけて その集中力を乱すことなど小心者の私には、恐ろしくて出来なかったほどだ。

また 私も 話すことに熱中して手がおろそかになる髪結いさんより 無口でも手が動いている人の方が信頼できたし。何よりかにより 彼のカット技術は 自分にとっては最高峰だと感じている。

そんな 言葉を介さない間柄の 私たちは いつもの。 了解。 と  そんな言葉だけで 常に済んでしまうのだけれど。

昨日、たまたま 女性誌をパラパラみていて 歴史に残る 三人の女性のファッションアイコンの写真が数枚載っていた。

まずは 女性に根強い人気の ジェーンバーキン。 あの エルメスのバーキン を有名にしたフランス(イギリス出身)の歌手であり女優。 自然体の着こなしが得意で 白いTシャツにジーンズに海風にさらされたような風貌が素敵。

そして ジャクリーン ケネディ(オナシス) は あの大ぶりなサングラスに ストレートなラインに見えながらも 繊細な裁断で仕立てられたシャツや太目のパンツが ラグジェリアスな スポーティさを魅せている。

もう一人は オードリーヘップバーン。 ティファニーで朝食をの時のものかな? プチブラックドレスにジュェリーをきちんとつけて、髪を結いあげて、ハイヒールを履いている。 上の二人の服装に比べると、従来の女性らしい装い。

最近 ぽつりぽつりと話をするようになったYさんにおもむろに私は、こう尋ねてみた。

「Yさん、この3人の着こなしの中で どれが一番 Yさんなら 好み?」と。

Yさんは 60過ぎのおじさまである。ファンキーなTシャツに 夏は ショートパンツ 冬はハード仕立てのパンツ。といったスタイルの人だ。 ジェントルマンスタイルの人ではない。 ゆえに 私は 自然に ちょっとボヘミアンなジェーンバーキンスタイルの人を選ぶと思っていた。

が。

驚いたことに 指で示したのは きれいにきれいに仕立て上げたという感じの オードリーヘップバーンの装いを選んだのだ。

「ブッ」と 失礼ながら 私はむせてしまった。

「・・・ ちょっと Yさん・・・ この際だから もうちょっと尋ねてみてもいい? Yさんの好きな女優さんって・・・オードリーの他には、いったい誰?」と 私は 笑いを堪えながら 興味をもち聞いてみる。

「ん? ぼく? カトリーヌ ドヌーブ・・・が・・・好きかな」

「カ カトリーヌ ドヌーブ? って Yさんって ちょっと もしかして すっごく 分かりやすい 美人が 好きな人だったのね(笑い) ごめん 笑っちゃいけないけれど なんか なんか ね 結びつかなかったものだから。 ってことはよ ってことは・・・ 日本の女優さんなら あの若尾文子なんて すごく好きなんじゃない?」と 私が 失礼にも大笑いしながら 言うと。

強面の顔を ポッと赤らめながら。「もう ばっちり・・・」と恥ずかしそうに答える。

私は この瞬間に そうか と あることを悟りましたね。普遍的なものを。

どんなにファンキーな格好をした おじさんも きれいな女が好き。ということ。

この きれい というのは、生まれ持った容姿のことだけではなく。

汚いスポーツシューズのプレミアム物をありがたがって 履くといった ひねくれた感性ではなくて

普通の靴でも きれいに磨いて履くといった 分かりやすいきれいさの女らしさ。とか・・・

体の線を男っぽいラインで かっこよくみせようとするよりも。 既に持っているものを大切に引き立てようとする素直さとか。

ジェーンバーキンのような洗いざらしの雰囲気も 20代 30代最初頃までの年代なら 賛美されるものに映るかもしれないが Y氏は60過ぎのおじさんである。と、なると いくら 若いほうに目が行ったとしても 同世代は 50代以上になってくる。 白いTシャツと そのまんまのジーンズが似合う 50代というのも いることはいるのかもしれないが まず 大体は ちょっとくたびれた印象を残してしまうのは避けられない。はず。

それを鑑みて、分かりやすい きれいな身だしなみを重視した装いを よし。とするY氏の 答えは すごく自分の合点にいくものだった。

多くの人が 50代になったとたん 何を着ていいのか分からなくなった。これまで似合っていたものが 突然似合わなくなった。と 嘆く理由は ここにあるのかも、しれないな。 と そうか・・・と思う。

クローゼットから おもむろに出して ひっかけるように着ても なんとか様になったものが 似合わなくなってくるのが 残念ながら50代なのだろう。

和装をするように、仕立て上げるといった匙加減が必要な年代だというのに。

私を含め どれだけの中高年が きれいに仕立て上げようとする毎日の身だしなみを怠っていることか・・・と、Y氏の 独り言のような呟きが 耳に残る。

「ボクは、ヒールを履いた女性の方が 好きかな・・・どちらかというと・・」

私は自分の足元をみた。 ああ 今日は 街を少し歩くから ヒールを履いてきてよかった。 と いつも車なので移動の際のウォーキングシューズ や フラットなものが段々と増えてきているな 最近・・・と ひやりとした。 このセール時期に 自分に合う木型の店で 8センチヒール いや 6センチヒールを新調しようかと思い立つ。

桃井かおりのような魅力もおじさま方には受ける一方で、身だしなみを整えてゆくという 分かりやすい女性らしさも不動のものなのだろうな。と あれこれと 冷静に考えてみていた。

お洒落よりも 身だしなみというものを もう一度 考えてみようと 思えた Y氏との語らいだった。

男の色気

この年になって はっきりと分かったことがありました。

男性の色気。というのは ふとした優しさから滲み出るのだと。

モテる男の第一条件とかいうのに、優しい人。というのが どうも 今一歩 理解できずにいたし、いまでも 優しいだけの男なんて 何にも魅力ないじゃないか。と、思ってもいますが。

仕事の出来る男の人が ふとした瞬間にみせる思いやり。とか、自分の弱さを十分に承知したうえでみせる勇気ある優しさ。とか。 優柔不断さと優しさは違うけれど

モテる男の人は きっと この色気があるんだろうなぁ と なるほど。と 思います。

この 狙わない素質は 本当にその人の持ったものなんでしょうね。

女の色気って じゃあ なんなんだろうか? と 問われると いまだにわかりません。 わかれば もっと楽しい人生送ってます。はい。

 

タオル

暮らしの質(クオリティー)は、タオルに宿るのではないか?と脳裏には常にございまして。

ここさえ、ほんとにここさえ、底上げ出来たなら 私も、も~~~ひとランク上の生活というものを手に入れることは出来なくても、演出することは出来るのではないか??と、思うほど。

どうやったって この ワンランクを突き破ることが出来ないのが タオル。

銀行とかでたまに貯金なんかすると貰えたり、年末に魚屋さんなどから貰ったりするようなあのタオル。実は あのタオルが自分は一番使いやすくて好きだから困る。

世の中には あのタオルを布巾とか雑巾がわりにしか使わない。という方もいるらしいが、どうやったらそんなもったいない事が出来るのだろうか?・・・と、いうくらい あのタオルが好きだ。

まず あの薄さ。乾かしやすさ。そして なによりもかによりも あの寸法(丈具合)が どれだけパーフェクトであるか? ということを 皆様ご存知なのだろうか? 知ったかぶりに聞こえるかもしれないけれど 良いホテルというのは タオルの丈が 長すぎず、短すぎず 出しゃばらずと 大変よい心地のものを置いている。

その寸法にぴったりと合致しているのは、百貨店やこだわりのお店で売っているような 厚地のタオルではなく

たくぎん(北洋銀行の合併前の銀行)とオレンジ色の字で記された あのタオルであると思うのです。

しかし、室蘭信用金庫と記されているタオルをタオル掛けにつるす勇気はなく、こそこそと(誰も見てやいやしないのに)棚から出して、お風呂上がりの体をそそくさと乾かし、それで頭も乾かし、巻いて 化粧したりしながら過ごした後は また そそくさと 洗濯機に入れて 洗濯、乾かし 使い続ける。といった日々の中で へたってきたものは 自然に雑巾となってゆく その自然な淘汰のされ方も出来る このタオルを愛おしく思う。

これが、ちょっと 奮発して購入したもので たまに 自分の好みにすごく合ったものがあったとする。

そうだ! 数年前に すごく好みにあうものが、売られていたのだ。色合いも薄い卵色のものがピッタリと好みで。表はガーゼで裏は薄いタオル地 薄さも 丈も 色味も すべて好み!という代物があった。そこで 私なりに大人買いをして 嬉しく 使わせてもらっていた。 (タオル掛け用のものとして) それが! なんと もう製造停止になる。と そのお店の人もとても残念そうに知らせてくれた。

驚いた私が 「なぜ! なぜなの?あんなにいいものなのに~~~~」と涙交じりに尋ねると。

「その、良いものである。というのが問題だったらしんですよ」とお店の人。「え???」と私。「どうも・・・いいものすぎて 採算がとれなかったらしいんです」「ありゃ・・・ それなら 価格あげてでも また 売って欲しい・・・」「中途半端な値上げ設定も また リスクが高いらしく・・・。実は 私も 製造停止になると聞いて すぐに大量買いをしたんですけど。 そのなかのものから 少しお譲り(もちろん有料で)いたしましょうか?」「いや それも 申し訳ないし・・・」などというやりとりのあったものを、後生大切に使っている。もう 黒ずんで どうみても 雑巾だろ? と 思うものなのにどうしても 往生際悪く 捨てられない。・・・だって 新しいものを新調できないのだもの。 同じように一瞬みえる代物でも 若干 丈が違っていたり なにかが違うのだ。

こうやって このタオルという小さな代物に宿る 一ランク上の暮らしに 一生、たどり着けずに 私の人生は終わってゆくのかもしれないし。 最近では もう上質な暮らしとか どうでもよくなってきてしまっているけれど 一つだけ どうにかしなければいけないことは 捨てられない 販売停止となったあの くたびれ切ったタオルの始末で。

そうなのだ・・・ この 始末するときに 往生際が悪くなるような もう二度と会えないかもしれない・・・。と、いうものに囲まれすぎていても 暮らしは 埃っぽく くたびれて 辛気臭さが漂ってくる。そうなると 私の生活のレベルは あの 薄く 乾きの良い おしみなく使え、おしみなく雑巾におろし 潔く捨てることの出来る あのタオルということなのだろう。