今朝、矢沢永吉さんの 時間よ止まれ を何故だか 聴いてました。
夏になると まったく音なしで、自然の音を楽しむか、または日本の歌詞のついた音楽、邦楽というの?を聴きたくなります。
やはり 年代的に山下達郎とか杏里、すごく稀にサザン などなど レコードといい音響のセットがあればなぁと思いながら Youtubeで流して 聴いてます。
と、いまお願いしている美容室さんには ものすごく音響にこだわったサウンドコーナーがあり、店主自ら流す音楽をセレクトしてかけているそうで。 昨日、その美容室でうとうとしながら髪をしてもらっている時に、 上記の 時間よ止まれ が流れてきたのです。
これまで、矢沢永吉という人にあまり興味がなかったのですが。 昨日耳にした音に すっかり魅了されました。
罪なやつさ Ah Pacific 碧く燃える海
どうやら おれの負けだぜ
まぶた 閉じよう
夏の日の恋なんて 幻と笑いながら
この女(ヒト)に賭ける
それまで 舟をこぎながら眠りこけていたのが バッ! と起き上がり 「あら・・・いい曲ね。これって 矢沢永吉だ」
「そうです・・・ N(こちらの店主)が 矢沢永吉のファンなんで ついつい・・かかってしまいますが 大丈夫ですか?」と担当のお兄さんが 自嘲気味に。
「いや・・・ 山下達郎もいいけど 永ちゃんもいいね。 へぇ・・・ いい音響のもので聴くと こうも違うんだぁ」と感心しながら聴いていました。
汗をかいたグラスの冷えたジンより
光る肌の香りが おれを酔わせる
幻でかまわない
時間よ 止まれ
生命の めまいの中で
いやぁ・・・ 私たちの世代で 矢沢永吉ファンと公言するようなタイプの人と あえてあまり関わりないように生きてきたような自分ですが
ここにきて、最近 高い確率で、好きな歌手は ・・・矢沢永吉・・・です。 と恥ずかしそうに言うような人と会うことがある。
・・・で その方たちは 皆、ある意味 永ちゃん流に言うと。 成り上がり その仕事の分野で成功された方たちだった。
高校を卒業し 美容の世界で、建設の世界で、飲食の世界で、また 違う分野で・・・ 医療関係の分別に特化した廃棄物、いわゆるゴミを扱う会社で大成功されたような人もいる。
それぞれの世界で、矢沢永吉に大きく影響を受けながら 切磋琢磨と成り上がろう(言葉が適切でないような気もするが・・・永ちゃんの言うところの)と懸命に生きてきた 50代から60代たち。
その人たちに 絶対に共通していることは、 独特の美意識が 通常の人より高いことにあるように思えた。
いま この 矢沢永吉の 時間よ止まれ の歌詞を口ずさみながら
なるほどなぁ・・・ と 思った。
心からの 矢沢永吉ファンは 若い頃から 彼の歌詞から 歌から 彼の立ち居振る舞いの魅せ方から
成りあがるには 美意識を持て
のメッセージを しっかりとキャッチ出来ていた人が 成り上がれた。
教養が邪魔してしまうような人からみると 少し 恥ずかしくなるような
いい車を転がして 分かりやすいほど時代にそった豪邸に いい音 いい服 いい酒 への追及へも 彼らの美意識が働いてのことなのだ。と
それは なかなか のことだよなぁ・・・みあげたことだよ。自力で稼ぎあげてみたのだから・・・誰に遠慮もいらない、とことんまで成り上がり趣味でいくべきだ。と 成り上がり趣味と呼ぶには あまりにも趣味がよいけれど。
歌詞を聴き続ける
幻で かまわない
時間よ 止まれ
生命の めまいの中で
罪なやつさ Ah Pacific
都会の匂いを 忘れかけた このおれ
ただの男さ
思い出になる恋と 西風が笑うけれど
この女(ヒト)に賭ける
聞き惚れていると、 母からの電話が侵入してくる。
しぶしぶ出ると・・・ 大声で電話の向こうから「あんた 今朝 スイカ 市場から買ってくるって言ってたわよね!」
・・・と 叫ぶ声が。
ちょっと・・・私の世界を壊さないでよ と思いながら 「うん そのつもり・・」と 早々と 電話を切ろうとすると
「その時にさ なすびもついでに買ってきて な・す・び!」 と焦って付け加えている声を 遠くに聞きながら
・・・ 美意識って ・・・ 本当に 本当に大切なのよね・・・ ほんっと・・・と 頭をふっていました。